在学生・卒業生の声 H20年度

在学生・卒業生の声 H20年度

自分の好きなことを研究につなげることができた

Y. F. さん(2006年度機械B進学、男性,修士課程在学中)
僕は、物づくりのように、具体的に目に見えるものを対象とした勉強がしたくて機械情報工学科に進みました。また、現代の最先端の技術に触れながら、それをさらに切り拓いていくのはとてもやりがいのあることだと思います。機械情報についてほぼ無知といってよかった僕に、学科の先生方は皆大変わかりやすく、丁寧に講義をしてくださいました。そのおかげで、卒業論文研究では、部活動で取り組んでいた社交ダンスの動きを解析したいという動機から、モーションキャプチャシステムの開発を行うことができました。部活動との両立は大変でしたが、忙しくも充実した毎日を過ごすことができました。自分の好きなことを研究につなげることができて、やる気にもつながりました。機械情報工学科は常に皆さんを最高の環境でお待ちしております。

本学科はただのロボットマニアの集まりではありません

A. F. さん(2004年機械B進学,男性,博士課程在学中)
僕は、ヒューマノイドロボットに憧れて、機械情報工学科を専攻しました。アトムとかガンダムとかを自分で作ってやると考えている皆さんは、本学科で決まりです。しかし、本学科はただのロボットマニアの集まりではありません。
僕は今、生物の脳の仕組みを解き明かす研究をしています。ロボットを作るだけではなく、ロボットを通じて生物を知る。また、生物の脳を知り、ロボットや情報処理技術に応用する。そして、生物と機械を融合した新しい視点から、脳、ロボット、サイボーグを考える。本学科で学べる情報処理技術やプログラミング、電気回路などが、皆さんの抱く夢を、具現化てくれるツールとなります。ロボットの製作から,生物の脳の解明まで、本学科の授業と教員方の知識の広さが、皆さんのやる気に必ず応えてくれます。

学科進学後に学ぶべきものは・・・

Y. O. さん(2000年機械B進学,男性,助教(本学科))
私は、大学1年生の時に見学した機械情報工学科で見た最先端のロボット技術に衝撃を覚え、当学科を志望しました。私は、当学科に進学した時点では、ロボットに必要なメカトロニクス、ソフトウェア、情報について全くの無知でした。しかし、授業では、基礎からしっかり学ぶことができましたし、学科進学後に始めたロボコンサークルでも、急激に技術力を高めることができました。
卒論から大学院まで,等身大ヒューマノイドの研究に携わりました。決して優秀ではない私に忍耐強く指導し続けてくれた先生方と恵まれた環境のおかげで、跳ね起き動作や重量物持ち上げ動作を実現してプレスリリースしたり、曲面実装可能な触覚センサを開発して特許化や事業化したり、学会で複数の賞を受賞したりできました。学科進学後に学ぶべきものは、技術だけに留まらず、社会に出る際に必要なさまざまな知識も含まれます。ここではそれを学ぶにふさわしい環境が備わっています。

機械Bで学んで良かったことが三点あります

Y. S. さん(2003年機械B進学,女性,電気系企業就職)
私は、企業の研究所で、運動障害患者の新しい医療機器の研究を行っています。企業の研究所に来た今、機械情報工学科で学んで良かったと感じることが三点あります。一点目は、機械と情報の基礎を学べることです。「こんな仕事があるのだけどできる?」と上司に聞かれた時、基礎さえあれば「やってみます!」と言えます。機械と情報の基礎があると、任される仕事の範囲がとても広くなります。二点目は、生体に対する興味・理解を深められたことです。これは、共同研究者の医師とのコミュニケーションや、生体データの考察に活かされています。三点目は、優秀な先輩・後輩・同級生に恵まれていたことです。研究を通して、高い技術力を持った方々、優れた論理的思考力や発想を持った方々と出会えました。どのような進路を選んでも、この学科で幅広く技術を知り、優秀な方々と切磋琢磨することは社会に出てからも財産になると思います。

進路の選択肢が幅広いことも魅力の一つ

A. T. さん(1998年機械B進学,女性,官公庁就職)
私は、省庁でインターネット政策に関わる仕事をしています。私は小さい頃から面白いモノを作ることが好きで、人工知能やセンシングシステムを利用した、人間との関わりが深い機械システムに魅力を感じ、機械情報工学科を志望しました。機械情報工学科では、メカトロニクス、情報処理、システム制御などの幅広い知識を、実際のモノ作りを通じて楽しく身につけることができ、ここで得られた知識は、今でも技術的課題の把握・抽出に役立っています。また、卒業論文を通して得た一連の経験は、課題に対する解決方法の検討とその実行に計画的に取り組むための基礎となっています。今でもときどき、エンジニアという道も面白そうだなと思うこともありますが、卒業後の進路の選択肢が幅広いということも、魅力の一つではないでしょうか。

世界へわくわくするような技術をだしていきたい!

D. S.さん(1999年機械B進学,男性,情報系ベンチャー創業)
私は大学卒業と同時に友人数人とインターネットテクノロジーの会社を創業し、現在約120名スタッフを抱える会社を経営しています。現在は、検索エンジンや動画検索といった製品、サービスを世界にむけて発信しよう思い日々奔走しています。日本から世界へわくわくするような技術をだしていきたい!という想いは在学中からありました。在学中はヒューマノイドロボットを研究していましたが、やはりその道を選んだのも日本から世界へ発信できる技術という観点でした。一見現在の職種とは関係ないようではあるものの、ロボットという題材を研究していたため、ハードウェアとソフトウェアの両方の世界を経験できたことは現在、本当に役にたっています。今後,ますます複雑化していく世の中で、ハードウェアとソフトウェアの両方を経験できる機械情報工学科はよりその重要性を増していくと思います。

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