意志を持ち自律的に発達するロボットの実現を目指して。


山田 康智 (2008 年度機械B進学 國吉・原田 研究室所属 修士課程 1年)

ひとこと

進学振り分けに迷った時は、ぜひともオープンハウス或いはコンタクトをとり、一度研究室を訪問してみて下さい。目で見て、肌で感じ、様々な興味深い研究に触れることは、きっとあなたの興味にあった学科を選ぶ大きな手助けになってくれると思います。



赤ちゃんの意志を科学する

 ヒトは胎児期から、私たちが観察した際に意図や目的を感じることのできる様々な行為を行い、これらの行為を通して運動認知発達をしていきます。この行為の発現メカニズム解明を目指し、脳神経系モデルを含む初期発達シナリオの提案と、リアルな形態を持つ筋骨格赤ちゃんシミュレーターを用いた初期発達シナリオの検討を行っています。

 
現在のロボットは、ヒトの赤ちゃんのように環境に働きかける中で目的を見出し、自ら学んでいくことを通じて発達し、知能を体得していくという事はできていません。私はヒトの発達原理解明に迫ることで、意志を持ち、自律的に発達するロボットの実現を目指していきたいと考えています。

脳・赤ちゃん・ロボット 楽しいことがいっぱい。


伸び伸びと充実した研究生活

 私が所属している國吉・原田研究室は非常に自由な気風で、非常に伸び伸びと充実した研究生活を送ることができています。研究テーマに関しても基本的に自分でやりたいことを行うことができ、自身の趣味や好きなことをそのまま研究に発展させていく人も多く、非常に興味深く多様性に富んだ研究が行われています。また、コアタイムもないため、自分のリズムで研究を進めていくことができ、サークルや部活、趣味も続けていくことができます。私も趣味であるジョギングをしたり、手話の教室にも通っていたり、研究以外の日常生活も充実して過ごすことができています。

 
将来も研究を続けていきたいと考えています。ロボットが意志を、意識を、そして心を持つ日が来ると信じて、これからも研究に取り組んでいきたいと思っています。



趣味の陸上、手話。


基礎から最先端まで学ぶことのできる学科

 私は高校生の頃から、ヒトの意図や意識、そして知能に興味がありました。機械Bを選んだ理由は、ロボットや機械学習だけでなく、ヒトや昆虫などの生物、はたまた心理学や哲学まで幅広い分野の研究が行われており、私の興味と一致したこと、また非常にロマンを感じたことです。

 
私は機械Bへ進学する以前は、ソフトウェアやメカトロニクスについて全く知識がありませんでした。しかし、懇切丁寧でかつ幅広い内容を扱う講義や演習を通して、基礎からしっかり学ぶことができ、非常に満足しています。

 学科を選択する際には、是非とも自分が得意なこと、今できることにとらわれず、自分の興味、したいことを第一に考えて選んで欲しいと思います。それが研究生活を楽しく充実したものにするために、非常に重要な事だと思います。