究極のヒューマノイドを目指して。

溝口 弘悟 (2009 年度機械B進学 稲葉・岡田 研究室所属 修士課程 1年)
ひとこと



ロボットにスポーツをさせたい、と思ってこの学科に進学して、今は念願かなって人間のような複雑な体をもつロボットの研究をしています。趣味はビーチフットボールで いつか僕が作ったロボットと一緒にやってみたいですねっ!

人の身体構造に近いSFのようなヒューマノイドへ

 僕が居る研究室では腱駆動ヒューマノイドと呼ばれる、人間の筋肉と骨格を模したロボットの開発・研究を行っています。今は人のような大きな可動域をもつ股関節構造の開発をしています。 研究をしていると一日があっという間に過ぎてしまいます。充実した研究生活をおくっています。 修士2年間での目標は人間により近い骨格構造のロボットを作ることを通して、 人のようにスポーツができるロボットを作り、それを通して人間の運動や構造を解明したいと思っています。

人体は本当によくできていますよね。少しでも近づれば、と日々頑張っています。

活発な議論が行われる熱い研究室ライフ

 みんなでしゃべれる雰囲気がとても気に入っています。
研究室のイメージといえば、机や実験器具に向かって黙々と研究を行なっているイメージかも知れません。 でも僕たちの研究室では、活発な議論がよく行われています。 ロボットの分野ではハードウェアの知識もソフトウェアの知識も必要となります。 一人で座学をすることも大切ですが、しゃべることでたくさんのことを研究室で学びました。 自分だけの知識だけではできることは限られていますが、議論をすることで、 研究に深みが生まれていきます。これこそが集合知ですね。


先輩や仲間たちとの楽しく熱いディスカッションの中から研究が進んでいきます。

幅広いことが学ぶことができる学科です!

 僕は小さい頃からモノづくりにとても興味がありました。 機械情報工学科を選んだ理由は、自分でモノを作りたい気持ちが強くて、 自分が作ったロボットで人のような動きが実現できたら、人に夢を与えることができる、と強く思ったからです。 スポーツも大好きなので、スポーツをするときのようなダイナミックな動きをロボットにさせたいと考えています。 機械情報工学科に進学以前は、ロボットの動作を実現するために必要な 機械設計をはじめメカトロニクス、ソフトウェアなどの知識は殆どありませんでした。 それでも、授業や研究室の先輩や先生に基礎から学ぶことができて今は自分でロボットを 作って動かすところまでできるようになっていて毎日がとても充実しています! ロボット工学の分野はこれからまさに成長していく分野なので、 幅広い分野の知識を貪欲に習得する事ができる意欲的な学科だと思います。

最後に一言ですが、進学振り分けはその時の時流や底点等で人気が左右されると思います。 でもそんなことは振り回されないでください。 重要なことは、自分が本当にやりたいことを実現できるかどうかということだけです。 そうすれば、充実した研究生活を送ることができると思います。楽しい研究ライフが皆さんを待っていますっ!