外科医を支援するデバイスを。

三木 康平 (2010 年度機械B進学 正宗 研究室所属 修士課程 1年)

ひとこと

その学科で何をやっているかは、外からではなかなかわからないものです。実際に研究室に行ったり、先輩の話を聞いたりして自分のやりたいことを見つけて下さい。

トレーニング用マニピュレータ開発

 腹腔鏡下手術は、患者への負担が少ないという利点を持つ手術なのですが、医師にとっては制限が多く困難な手術となっています.
しかし、現在あるトレーニングシステムには問題があり十分なトレーニング機会が得られていない.
そこで、小型でかつ実践的なトレーニングシステムを研究しています。
現状では、トレーニングシステムに必要な鉗子マニピュレータとして、鉗子の把持の他に、鉗子先端部の屈曲1自由度、軸周りの回転1自由度を持つ鉗子及び、2自由度の位置決め装置の設計・試作を行いました。
新たなトレーニングシステムは、より多くの施設でトレーニングシステムの導入ができ、医師がトレーニングを行う機会を増やすことができると考えられます。

学部4年のときに製作したマニピュレータ。


機械Bの魅力

 機械Bでは、モノ作りや力学といった機械系の分野と情報処理やプログラミングといった情報の分野、すなわち、ハードウェアとソフトウェアの両方の分野を学ぶことができるため幅広い知識を身につけることができるということが魅力のひとつです。
広い知識を持っていることによって、設計・加工からプログラムを組み制御する所まで、デバイス開発の全てを自分ひとりで行うことができるので面白いと思います。
また、同期や先輩方には個性的でやる気のある人が多く、そういう環境下で友人たちから刺激を受け、自分の力を高めることができることも大きな魅力だと思います。



設計が終わったら、加工室へと行き自分のデバイスは自分で製作をします。


医療現場で必要なものを

 僕の所属する研究室では、医師が今まで行うのが難しかったことを、より容易により安全にできるようにするために、医師を支援するデバイスやソフトウェアを工学的なアプローチから開発することを目的としています。
医療現場で必要とされているものの開発を目指して、今まで得てきた知識活かしつつ新たに必要とされる知識を学び研究をしていくことは、自分の力にもなりますし研究していて面白いです。
講義で学ぶだけでは、なかなか知識は身に付きにくいものですが、実際に手を動かし試行錯誤しながら研究を行っていると、今まで学んできたこと大切さが理解できるようになってきました。
実際に医療現場で使用できるものを作ることを目的として研究を行っています。