筋肉の“音”を聞く

青木 亮 (2012 年度機械B進学 下山・松本・高畑 研究室所属 修士課程 1年)

ひとこと

機械情報工学科は、進学後も自分の興味に合わせて様々な分野を学べる学科です。常日頃から色々なものに関心を持ち、自分が本当にやりたいことを見つけてください。


世界一のセンサを目指す

 卒業研究では、筋肉が力を出すときに出る「音」を測ることをテーマに取り組みました。筋肉が筋電と呼ばれる電気信号を出すことはよく知られていますが、筋の収縮は機械変形を伴うので音も出すんです。音を高感度で拾えるセンサを実現することが、大きな課題でした。センサの構造を、筋肉の音を減衰少なく集められうように工夫することで、クリアな信号を計測することができるようになってきました。はじめのうちは失敗続きでなかなか上手く計測することができず、何度もCADや工作機械とにらめっこで改良を重ねました。卒業論文提出直前になってやっと良いデータが取れて、卒業論文としてまとめることが出来ました。研究が遅々として進まないなど、苦しい状況に直面することは多々ありましたが、それを乗り越えた時の達成感は今まで味わったことの無いものでした。

製作したセンサでデータを取ります


一人で何でも出来るようになる

 機械情報工学科は幅広い知識が学べる学科です。3年生の夏学期までは機械工学科と共通の授業が多く、機械工学の基礎を学ぶことができます。3年生冬学期からは専門の授業が多くなり、自分の興味のある分野を深く学ぶことができます。また、演習の内容も非常に充実しており、エンジンの製作、電子回路、ロボットの制御など様々な分野の実践的な知識を学ぶことができます。研究で扱っている内容も研究室によって大きく異なるので、まだ自分の関心が漠然としている人でも進学後に自分のやりたいことを見つけることができます。

理論式の検証は念入りに


視野を広げ、自分の可能性を見つめる

 是非いろいろなことに興味を持ってください。まだ自分のやりたいことがわからない人はもちろん、既にやりたいことを決めている人にも自分の関心を広く持ってほしいと思っています。私はもともとロボットに興味をもって機械情報工学科に進学しましたが、現在はMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)と呼ばれる、微小な電気機械素子に関する研究を行っています。進学後でも多様な選択肢が用意されているのが機械情報工学科の魅力なので、皆さんも自分の可能性を狭めずに、是非いろいろなことにチャレンジしてみてください。

研究室の合宿にて。趣味で続けているピアノで研究の疲れを癒やします